現場で簡単に使える。女心をグッとつかむ色彩心理学トーク

色彩心理というと、色占いなんでしょ?
そう感じる人は多いようです。色に敏感な女性であれば尚更です。

実際の色彩心理は、こうです。
黒いカバンと白いカバンどちらが重たそうに感じますか?
赤いバスタブと青いバスタブ、どちらが暖かそうだと感じますか?

同じ重さのカバンを持って旅行したとき、黒のカバンの方が白のカバンよりも疲労度が増すという研究結果も出ています。
赤いバスタブでは、青いバスタブよりも実際に体温が少しあがります。
このように、実際はそうでないのに、色を見ることで、そう感じること。また、そう感じることで、実際に体が反応することを「色彩心理」と言います。
私たちのまわりにある様々な色は、心と体に働きかけて、無意識のうちに影響を与えているのです。 今回は、そんな色彩心理の世界を身近に感じてもらえるお話です。

気になる色でわかる自分の心や体の状態。

ここに5つの色があります。いつも好きな色ではなく、今の気分で目に留まる色を直感的に選んでみてください。
選んだ色で、自分の心や体の状態が分かることがあります。
まずは、あなた自身で試してみてください

 

●赤を選んだあなた

キーワードはエネルギー 行動力がある状態です。

そのやる気が十分に発揮できていますか。

●黄を選んだあなた

キーワードは自分を作る個性 好奇心が高まっているときです。

もっと自分を見てほしい。そんな、寂しいときにも選びがち。

●緑を選んだあなた

キーワードはバランス 寝不足ではないですか?

体が疲れているときにゆっくりするスペースを求めている色です。

●青を選んだあなた

キーワードはコミュニケーション。自分と他人との潤滑油となってくれる色です。

思っていることがうまく伝えられるといいですね。

●紫を選んだあなた 

キーワードは「やる気の素」 行動をおこさせるために必要なものです。
何だと思いますか?それは夢や理想です。
今のあなたは妄想爆走中かも?!

 

好きな色や気になる色は、その日その時の気分で変わります。つまり心は色に表れるということです。子どものときからずっと好き。という色もあれば、最近とにかく手に取ってしまう色もあるでしょう。気になる色は、今の「願望」を表しています。選ばない色は「忘れてしまっている大切なこと」を表しています。最初の質問に戻りますが、どの色も、この色を選べばOKという色はありません。色は栄養素に似ていて、過剰に摂取してもダメ。摂らなくてもダメ。どんな色もバランス良く取り入れることが必要です。

色の波長が心身に影響を与える

リンゴは赤、バナナは黄色。どうしてその色に見えるのでしょう。

それは、光の波長が私たちの目に入り、脳が色として認識するからです。色は、波長の長さで決まります。リンゴの表面から反射された光は、目から脳へ「赤」の信号を送るのです。波長が長いものは赤く見えて、さらに波長が長くなると、人間の目には見えない「赤外線」となります。赤外線には加熱作用があるため、赤や橙も目に暖かく映るだけでなく、赤い下着を身につけると温もりを感じるようです。

また、波長の短いものは「紫」に見えて、さらに短くなると「紫外線」になります。紫外線は、肌の奥まで届いて、シミの原因になるのが特徴。波長が近い紫や青も心に染み入り、落ち着きや鎮静効果をもたらしてくれるのです。このように、色は波長によって、私たちの心と体に影響を与えています。

カラーの話でお客様のココロを動かす

お客様とのお話のなかで、プライベートな話題になることも多いですよね。

そんな時に、色彩心理学ネタ・トークができると、グッとあなたの言葉に耳を傾けてくれます。色を通して「この部分をこうしてみたら、もっと良くなるかも」と思うことがあるかもしれません。そんなときに、ネイルのデザインに色を取り入れ提案することからどうでしょう。きっとあなたに相談したくなるし、話をもっと聞きたいと思ってもらえるような存在になると思います。

色彩心理学の知識を、トークに織り交ぜてみませんか?きっと施術中のお話が盛り上がりますよ。女性は特に、色やココロの話が大好きですから。